オーディオルーム
現在のオーディオルームです
オーディオルームの音響改善のために拡散パネルと吸音パネルを設置しました
改修前のオーディオルームはスピーカーを設置しているステージの床と背面壁に音がリスニングポイントに効率よく反射させるように人造大理石を張っていました。
しかし、高音域がキツくいろいろ対策をしましたが改善されませんでした。 ある時スピーカーをステージから下ろし、鳴らしてみたところ高音域のキツさが取れとてもいい音で鳴ってくれるではありませんか!試しに、ステージ上で手を叩いてみると盛大にフラッターエコーが発生している事が解りました。
このフラッターエコーを改善すべく、床の材質変更と、背面壁に拡散パネル+吸音パネルを設置する事にしました。
ステージ床面に吸音材と下地パネルを設置
ステージの床面の仕上げをアピトン無垢材のフローリングに変更するため、吸音層の下じをつくって、その上にネダノン合板(厚さ28mm)を下地として張ります。
吸音材の厚みを利用して配線スペースをつくり、ステージ中央から配線を取り出せるように工夫しています。
背面壁にも下地パネルを設置
背面壁にも拡散パネル・吸音パネルを止め付けるためにコンパネ(厚さ12mm)を下地として張ります。
止め付けはブチルゴムテープとビスを併用してビビリ対策をしてます。
拡散パネルの製作
杉の角材を縦置き・横置き、ランダムに配置して縦格子状の拡散パネルを制作しました。
杉の角材は、自然塗料で着色しています。
拡散パネルの裏側は不要な音の乱反射を防止するため、フェルトで吸音しています。
吸音パネルの製作
杉の角材でフレームを組み、表面には拡散パネルに色を揃えた目の荒い布地を張っています。
フレームの内側に50mm厚さのグラスウール吸音材(32kg品)を充填して吸音します。
床にアピトン無垢材のフローリングを張り、壁に拡散パネル・吸音パネルを止め付けて完成です。
床にはアピトン無垢材のフローリングを張り、背面壁には拡散パネルと吸音パネルを交互に取付けました。
ステージの側面壁にも吸音パネルを取付けています。
完成後手を叩いて確認しましたが、見事にフラッターエコーは解消されました。
スピーカー・アンプを設置して、それぞれの位置調整をして完了です。