社長から未来に向けたメッセージ|Message for the future from the President



 金融危機が一服したと思ったら、デフレ懸念が再念し、日々マスコミ報道され毎日が憂鬱であります。
海外は少しずつ景気に明るさが見えているという報道もありますが、日本は益々暗くなるばかりで全然先が見えてきていません。しかし、このままで日本はどうなるのだろうか。年金やその他の預金でお金を蓄えている人、また生活に余裕のある人、人それぞれかもしれない。


 しかしこれから夢を抱き、子供方の就職難は日増しに暗く、頑張っても就職できるのか、毎日不安をもって国の行く末を見守っています。将来のある子供の親に手当てを与えるだけでは本当に希望を持って勉学に励み将来に夢をもてるだろうか。目先の事ばかりではなく、真剣に自分達の将来を見据え、本当に子供達に夢を持てることを考えるのが私達大人の仕事ではないかと、私は思っています。

 私はもう60歳過ぎ、いくら生きても平均20年で80歳位までです。しかし私たち大人が将来のビジョンをきちんと作ってあげる事が、50年100年先の安定に繋がると思います。今の日本経済が閉塞なのは新しい産業が見当たらない為であり、車産業、パソコン産業、携帯産業、それぞれがいままで日本の産業を支えてきました。私はこれら3つの産業に新しく4つ目の産業を加え、またこれらの技術を応用して成長戦略へ新産業を作る事だと思います。

 日本の年齢別の預金は50歳以下で約500兆、50歳以上で1,000兆もっていると言われています。50歳以上の1,000兆もっている人は50歳以下の人よりパソコン、携帯、車等は比較的購入する可能性は低い。私が考案するこの新しい産業に50歳以上の人が興味を持って投資でき、更なる自分達の幸福をつかむ成長戦略的な新産業を作る事が不可欠です。

・お年寄りがもっとも興味のもてる産業
・お年寄りの個人資産を投資に向けられる産業
・お年寄りがこの産業が成長する事により、健康的で長生きできる産業
・お年寄りが健康で社会福祉予算が少なく国の財政が良くなる産業
・お年寄りが健康で長生きでき、子供や幼児にお手伝いができ社会に役立つ産業
・お年寄りの投資で内需が拡大され、子供達の教育又子供達の進路に明るさが見えるような産業
・お年寄りの投資で、それに海外からも投資され内需拡大とする社会の構造が変化できる産業
・活気のある産業の発達で国債がどんどん減っていき、将来への負担を子供達にまわしていかない成長戦略
・子供達、幼児から健康管理され予防医療利用に役立つ産業
・これからの産業が成長し沖縄から北海道まで地域差なく将来にわたって、常に景気、物価等が安定された経済又雇用が安定する社会構築

(この文章におけるお年寄りとは、50歳以上の御年輩の方を意味しています)

 この成長戦略によって雇用を生み出し景気が明るくなり、若年層に希望を与えます。それに政府、大学又企業が取り組む事が早急の課題ではないかと考えています。それによってお年寄りも恩恵をうける、これは言うまでもありません。今までの技術を応用し、新しい産業を作る事が若年層に夢を、お年寄りに希望を与えます。また、どんどん福祉に予算が使われ、1000兆円超えという借金を国民一人一人が返済義務を負っています。それに国の借金を少なくする為にしても働く場所がないのが問題であります。今のまま進んだらずっと今のままより悪くなっていく事も懸念されます。

 しかし、働く場所を確保し人が人に頼る社会から脱皮します。自分の事は自分で進んで出来る様にし、本当に困っている人に愛の手を携える社会が求められているのは今かと思います。この成長戦略の新産業に関連し次の事を提案します。


1 産業構造の変革と新産業の開発で成長戦略


消費する産業構造からの方向性を変え外需に頼る社会から内需を拡大する社会に変化していく事がこれから求められます。
前文でも申し上げましたが、大きくいって日本の産業はパソコン産業、携帯産業、車産業で支えられています。
需要が閉塞すると一瞬に暗くなるのが今の産業の構造です。あまり景気に内需、外需に左右されない新しい4つ目の産業を国力をかけて生み出すこと、今までの技術を応用し日本が世界の先進国IT国家として生き残れる最大の武器を利用します。
これから外需に頼りすぎている日本が内需を強化しないと、国が存在していけるか、又膨大な借金はこれからも増え続けて、超膨大な健康福祉予算。まさに先の真っ暗な状況です。それに国民が働きたくとも仕事がない。借金を減らすどころか増え続けている一方ではないか。
若者に仕事を与え、経済が活性化、お年寄りになっても健康な毎日を過ごすことがどれだけ国益になるのかが私の望む所です。


2 ホームドクター(予防医療の充実)


それは予防医療に徹する社会構造を創ることです。現在私たちは健康診断を年1回義務づけられており、どれほど国民が受診しどれだけ成果があるかは様々な疑問を呼ぶ所です。それぞれが検診の待ち時間の長さ、遠い所からの検診。それだけでも健康被害が生じるような気がします。
それが自分の家で、自分の職場や学校で、自分の近くの施設で回数が多く体調に変化があった時すぐ検診することができる予防医療ができたらすばらしい事です。
それは今病院での検診、検診車についている数十台の測定器具、これが一つのホームドクター測定器具(AED 自動対外式助細動器)を搭載し検診ができる事ができたら画期的な進歩です。
様々な企業、日本のすべてのハイテク技術を総力をあげて新しい第4の産業ができることは夢でもなく、国は予算を作り、大学、企業は新たな設備投資による研究開発、北は北海道から南は沖縄まで、様々な部品を作り地域産業、地場産業をして発展し、また外需に頼らない内需産業を拡大し、そのホームドクター測定機器を国民の予防医療で健康を維持し国の福祉予算も徐々に国民の健康と共に減り続け子から孫までの国の借金を減らす為にも新しい第4の産業、予防医療測定機器(ホームドクター)の普及を成し遂げ、活力のある経済にしたいのです。


3 ホームドクター(予防医療測定機器)オンラインへのネットワーク


国民一人一人がチップを持ってホームドクターの端末に差し込むと日本中どこでも検診が受けられるメリット。また子供が生まれたと同時にチップを持ちアレルギーや様々な情報もすべて入力されており国民がネットワークで健康管理させ、これから病院が少なく医師不足にも歯止めがかかり無駄な薬の投与をすべて一元管理、新しいシステムは今特許を申請中です。
予防医療の大切さは自分だけでなく、家庭やまわりの人にも迷惑をかける可能性があり、常に自分の意思で予防医療に取り組む姿勢が大事だと思います。また、健康な人が健康管理することは逆に不自由な人を手助けする人が増え効果が期待されると思います。
国が国家プロジェクトとして大学や企業と連携させこの産業を作りたいものです。
各企業及び研究施設が研究開発を個々で進めているものを、国が国家戦略として今のこの時期にリーダーシップを取る事が、益々国民が自分の国に誇りを持ち、堂々と世界経済大国、科学技術で世界一をめざします。それが私の考案した最大の目的です。

(2010.5.1)




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