ウラギンヒョウモン Fabriciana adippe pallescens |
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2000.6.17(太平山)
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早春のヒメギフチョウに始まり、春の蝶が次々に現れるがひととき蝶の姿が途絶えがちになる。そして現れるのが、夏の蝶だ。その代表がウラギンヒョウモンである。ヒョウモンチョウの仲間の前翅の表面には、ヒョウの体のような黒い斑点が散在する。どのヒョウモンチョウ種もその斑点は似ているが、裏面は種類によって変化に富んでいる。ウラギンヒョウモンは、小さな銀色の斑点を多数もっている。 似たような銀色の斑点をもったものにオオウラギンヒョウモンがいるが、現在では絶減した産地が多く、レッドデータブックで絶滅危惧種に記載されている。羽後町では確認していない。ウラギンヒョウモンは、6月から秋まで見られるが、7月頃がもっとも多く8月はほとんど現れない。 |