オオウラギンスジヒョウモン  Argyronome ruslana
1994.7.9(飯沢)
 羽後町で6種類のヒョウモンチョウを採集しているが、ほとんど初夏にあらわれる。ウラギンスジヒョウモンもいるが、個体数はとても少ないと思っていた。ところが、新成の尾久さんの採集した標本を見せてもらったら、殆どがウラギンスジヒョウモンだった。オオウラギンスジヒョウモンは高原や山間部で多く見られウラギンスジヒョウモンは平地の野原や荒れ地に多くあらわれるため、山間部を主に歩き回っていた私の目につかなかったのだろうか。各種のヒョウモンチョウは、暑い夏は活動をやめ、秋になると再び活動を始める。ヒョウモンチョウがあらわれるのに初夏を感じ、涼しくなり再びヒョウモンチョウの姿を見ることで秋の訪れを感じる。
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