サカハチチョウ (タテハチョウ科) Araschnia burejana |
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1993.8.3(太平山)
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年二回以上発生するチョウでは、発生する季節によって大きさや斑紋の違う場合がある。サカハチチョウほど、春型と夏型で斑紋の違うチョウは珍しい。知らなけれぱ、同じチョウとは思えないほどだ。写真は夏型で、黒褐色の地色に逆八文字の白帯がはっきりしている。これに対して春型は、逆さ八の文字の帯が黄色みがかった赤褐色になり八の字がはっきりしていない。なぜ春型、夏型で違う模様になるかは幼虫時代の日長と温度に関係があるらしい。違う紋様になるのは何故だろう。5月中旬頃ウスバシロチョウと同じ頃姿を見せる。 ちょっと山にはいるとどこにもいる。山道を歩いていると後になり先になりついてくることがある。親近感を持つかわいらしい蝶だ。 |
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