キタテハ Polygonia c-aureum |
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1993.8.21(川原田)
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我が家の隣は空き地になっている。ここ数年カナムグラが密生して、7月頃には他の雑草に覆いかぶさる。そのカナムグラに多くのキタテハが訪れる。追いかけっこ(追飛)して賑やかに飛びまわっている。交尾しているのを見かけることもある。カナムグラの葉の上に雌が1個ずつ卵を産んでいく。幼虫はカナムグラの葉を食べて大きくなる。カナムグラには逆向きの刺があり、手や衣服について始末が悪い。卵から飼育したらよく育ち羽化して飛んでいった。面白いことにキタテハはカナムグラの葉をまるめて上手に巣をつくる。 夏から秋にかけて3回ぐらい発生するが、夏に発生するものの表面は黄褐色だが、秋に発生するものは赤みを帯ぴるようになってくる。 |