コツバメ (シジミチョウ科)  Callophrys ferrea
2002.4.29(小松)       

春を告げる蝶として、ヒメギフチョウを一番に挙げたが、次に挙げたいのがコツバメである。蛹で越冬し早春にあらわれる。ヒメギフチョウを求めて歩いていると、素早く飛びまわるコツバメに遭遇する。表面はくすんだ青色で、裏面は写真のように赤みのある錆色で気品のある配色だ。飛んでいる時は、黒っぽい小型の蝶であり、飛び方が速くよく気をつけていないと見失ってしまう。そんなわけで私はコツバメを初めて見つけたのは、採集を始めた翌年である。
コツバメの幼虫の食草は、ツツジ科植物の花である。葉であれば長期間あるが、花は一定の期間しか咲かない。そのためには、いつ頃卵を産みつければ、幼虫が花の咲く時期にあうのかが問題だ。いや、その前にいつごろ羽化して成虫にならなければいけないか。それがうまくいっているから不思議だ。なにげなく見える自然の中にも計算された行動の行われていることにびっくりする。

  次へ     戻る