スジグロシロチョウ(シロチョウ科) Artogeia melete
   
1993.5.22(水呑)
モンシロチョウと同じくどこでもみられる蝶だが、モンシロチョウが人家近くに多いのに対して、スジグロシロチョウはやや山地に多い傾向がある。飛んでいるのを見ただけでは、モンシロチョウとは簡単に区別がつかない。捕まえてみれば、スジグロシロチョウには名のとおり黒い筋があるので区別ははっきりわかる。                               春早くから発生する。モンシロチョウよりは遅いが、ヒメギフチョウがあらわれる頃には、山ぎわなどにもう姿をあらわしている。4月から9月頃まで見られるが、春型は夏型にくらべて小さく黒色の部分の発達が弱い。近い仲間にエゾスジグロチョウがいるが、その区別はたいへんむずかしく地域的な個体変異もあって、私にとっては自信をもって同定できないものが多い。
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