モンキチョウ (シロチョウ科)  Colias erate poliographys
1993.9.19(川原田)
どこにでもいる、モンシロチョウ同様なじみぷかい蝶である。紋白蝶に対して紋黄蝶で、黄色の紋のある蝶という意味だが、すべてのモンキチョウが黄色というわけではない。黄色は雄である。雌は白っぽい色をしている。ところが、黄色はすぺて雄かというとそうでもない。雌の中にも黄色いものと白いものがいるからだ。北方に行くほど白いものが多いと言われている。隣の高校グランド跡では5月上旬から10月下句の霜の降りる頃まで活動している。寒さに強い蝶のようだ。黄色い雄と白い雌のモンキチョウが、もっれ合いながら飛んでいるのをよく見かける。よく観察していると黄色い雄が先に飛んでいて白い雌が後を追いかけているように見える。これは、雌が積極的であるのでも、雌がすなおに雄につき添っているのでもない。実は飛んでいる雌を見つけた雄が、雌をとうせんぼしているということらしい。
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