アゲハ(アゲハチョウ科) Papilio xuthus 
   
1997.7.4(川原田)
アゲハとキアゲハはよく似ている。飛んでいるのを見るとなかなか区別がつかないが、アゲハはキアゲハに比べ黄色が薄く、クリーム色に近い。山地や寒冷地にはキアゲハが多く、反対に平地や暖地にはアゲハが多い。       庭にサンショウとキハダを植えているが、どちらにもよく訪れ、翅を小きざみにふるわせ、腹をくるりと曲げて産卵しているのを見かける。春にキハダに産卵したものは、ほとんど終齢幼虫になったが、だんだん暑くなるにしたがって幼虫になるのが少なくなった。外敵が多くなるからだろう。                                蛹はサンショウやキハダの木ではほとんど見かけない。ずうっとはなれた塀や家の土台など目立たないところに付いていることが多い。蛹にぽっかり穴のあいているのがある。アゲハヒメバチなどに寄生されたものだ。  

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