「山渓食堂 神室亭」

湯沢市秋ノ宮地区にある「山渓食堂　神室亭（かむろてい）」は「花の百名山」神室山麓のブナ林に囲まれ、湧水がふんだんにあり、イワナ・ヤマメ釣り、川遊び、山歩き、山菜 キノコ採りなどの体験を通して都市にすむ方々が、田舎のありのままの生活、遊びが体験できます。

「山渓食堂　神室亭」
秋田県湯沢市秋の宮字太田8
電話＆FAX:0183−56−2738

湯沢市に関する詳しい情報は湯沢市ホームページを御覧下さい。

山渓食堂 神室亭 由利 隆さん

「生きる喜びを感じて欲しい」

・先ずは神室亭の自己紹介

　湯沢市秋ノ宮地区の神室山のふもとで営業しております山渓食堂「神室亭」の由利です。
　神室山の大自然をいただきながら、食事は自然食ですね。山菜、きのこ、そして県内では最も優れた湧き水が出てくるところなんです。そこでイワナ、ヤマメを養殖して食事をしてもらうところなんですが、具体的には蛍を見たりあるいはカジカを見たり、そういう生物を大切にする体験処なんです。

・お魚について

　アユの名産地なんですよ。何故そうなるのかというと、まだ清流が残っているということと、アユの食べる石の藻ですね、草なんですけども、その成分がものすごく香ばしくて甘みが強いんですよ、だからアユ自体の味がものすごくいいということで評判なんです。
　うちの釣り堀には、今だいたい3000匹ぐらいのイワナ、ヤマメがいます。

・都会の人

　首都圏からのお客さんも多いですね。横浜からやってきて、1週間も滞在するお客さんもいらっしゃいます。こういう農村の山間部に来て、畑で仕事をしているおじいちゃんおばあちゃんと非常に仲良くなるんです。そしてそういう農村の生活を楽しく聞いて、話した他にキュウリとかトマトを貰っきたりします。そういう人的交流が魅力になっていて、人柄に惚れて都会の人が農山村に来てくれるんじゃないかなと思っています。

・田舎の生活について

　私たちの暮らしている地域は、春から秋はとても過ごしやすいところなんですが、(冬は)たくさんの雪が積もっています。積雪が多く、またマイナス10℃前後になるそういう生活の体験がありますから…。ただそういう反面田舎は隣近所が仲の良いところなんです。ですから、よく隣近所の方と心を広げ合って語っていくのも一つの生活の秘訣と私は思っております。
　交通面に関しては、考えてもらいたいところがあります。特に鬼頭峠なんかは、改善されましたけれどもまだまだ冬の雪害、土砂崩れで1ケ月も2ケ月もかかるというところがまだあります。だからそういう点が改善され、交通量も増え、来やすく危険じゃ無いという安心感を持っていただければ、場所的にも環境的にもっともっと魅力あるところとして見ていただけるんじゃないかなと、ちょっと思っています。
　食事についてですが、骨まで全部食べられるイワナの唐揚げや海抜700mくらいのところに生い茂る山菜のコシアブラ、粘り・甘みがあってまろやかなワラビなど、ここでは本物の味を味わうことが出来ると思います。

・最後に皆さんへメッセージ

　生きる喜びというか、生活の喜びというか、そういう自然を通して大きな豊かな気持ちで謳歌して欲しいです。人間ですからいろんな困難があると思いますが、(ここに来れば)自然の山菜にもキノコにしても、何万年も前からの芽吹きとか生きる力が生い茂っているのに触れることができます。感動の世界ですよ。
　都会の皆さん、環境の良いところですから是非お越し下さい。