「犬っこまつり」

【2月の第2土曜日とその翌日】

犬っこまつりは、元和の昔より、約三百八十年もの長い間続いたといわれる湯沢地方の民俗行事です。
その頃、白昼堂々と人家を襲う"白討"という大盗賊がいましたが、湯沢の殿様がこれら一味を退治し再びこのような悪党が現れないようにと、米の粉で小さな犬っこや鶴亀を作らせ、旧小正月の晩に、これを家の入口や窓々にお供えして祈念させたのが、この犬っこまつりの始まりとされています。
また、子どもたちが夜になると、門口に雪でお堂っこを作り、その中に犬っこを餅や甘ざけ等と共にお供えして、夜がふけるまで遊びあかす風習がありました。
この日、夕暮れになると、町内の広場や市役所前の中央公園につくられた雪のお堂っこにローソクが灯り、メルヘンの世界へと誘います。





「七夕絵どうろうまつり」

【8月5・6・7日】

湯沢の「七夕絵どうろうまつり」は、秋田藩佐竹南家五代目義安候に京都の公郷鷹司家から姫君が「おこし入れ」され、その後、京都への郷愁やるかたなき想いを五色の短冊に託し、青竹に飾りつけたのが始まりといわれています。旧七月七日に、町内の各家々では青竹に五色の短冊や吹流しをつり下げて門前に飾り、その後、まつりも進化して明治年間にはそれに地口灯ろうが下げられるようになりました。以来、このまつりは急速に発展し照明もローソクから電化となり、現在では、大小数百に及ぶ絵灯ろうが下げられ、その色彩と優雅さは、夏の夜の風物詩として訪れる人たちを魅了します。


今年の「七夕絵どうろうまつり」より
【平成16年8月5日〜7日】






「大名行列」

8月第4日曜日


大名行列は、毎年、愛宕神社の祭典に奉納される、秋田藩佐竹南家拾万石の格式を持つ行列です。行列は総勢六百人余で豪華絢爛たる往時をしのぶ大絵巻模様を呈し、正徳四年(西暦1714年 )初めて町になった際に、 愛宕神社祭典の余興として行ったのが始まりといわれています。昔そのままの豪華な姿に身を固め、馬上豊かな殿様を中心に先乗り(武頭)押乗りが護衛し、槍、鉄砲持ち、弓、挟箱、合羽、籠、鷹匠、餌差、御殿医、薬籠、徒士(かち)をはじめ、きらびやかな飾り山、練子(ねりこ)、囃子(はやし)、小若などの行列は愛宕神社前を出発「下にー、下にー、」と先払いを先頭に行列は延々二キロも続き、各町内に設けられた会処前では奴振りを披露しつつ市内を練り歩きます。