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No.1へあなたのイイ歯のお手伝い
No.2へ成人の80%は歯周病
No.3へ歯周病、全身にも悪影響
No.4へタバコも歯周病の原因
No.5へ噛むことが脳を活性化する
No.6へよく噛まないと視力は低下する
No.7へよく噛むことは虫歯を防ぐ
No.9へぼくのマウスガード
No.10へ「歯ぐきが腫れてきました。 どうしたのでしょう。」
No.11へ、もし、歯を一本でも失ってしまえば?
No.12へ、キシリトールと虫歯予防 前編

No.13へ、キシリトールと虫歯予防 後編

No.14へ、歯にいいものはダイエットにもいい?
No.15へ、フッ素と虫歯予防
No.16へ、フッ素でのむし歯予防

No.17へ、なして、じっちゃ、左手で歯磨きしているなよ?

No.18へ、んだば、先生どうやって手伝ったらいいべが?
No.19へ、歯科も往診(訪問歯科診療)しています

   歯科からみた母と子の関係

  
   本号では、母親の口の中の状態が子供にどのような影響を
   与えるのかを述べてみたいと思います。


     虫歯菌は、母から子へと感染する


   虫歯は虫歯菌(ミュータンス菌など)によって起きる病気です。
   でも、この細菌が母から子供へと感染する事を知っています
   か。特に虫歯が多く、たくさんの菌をお口の中にもっているお
   母さんは要注意です。お母さんが治療を受ける事は生まれて
   くる子供の虫歯を防ぐためにもとっても大事です。ある研究で
   は、虫歯が多くてもその治療や指導管理を受けた母親に育て
   られた子供は、虫歯を放置した母親に育てられた場合に比べ
   虫歯にならない率が明らかに高い事を示しています。また、
   最近、咀嚼と脳の関係がよく取り上げられ、虫歯でよく噛めな
   い子供は学業成績に影響するとの研究もあります。母親は子
   供のためにも一度歯科医院で健診を受けられる事をお薦め
   します。


  

   歯周病は、未熟児出産の危険を高める


   歯肉が赤く腫れ、出血しやすくなった状態を歯肉炎といいま
   す。また、歯肉だけではなく歯を支える骨にも影響が及んだ
   状態が歯周炎です。ですから、歯周炎が進行すると歯を支
   えた骨が溶かされ、なくなりますから、歯がぐらぐらするよう
   になるのです。そしてこれらはいずれも歯垢に含まれる細菌
   により起こります。妊娠期では、ある歯周病に関連する細菌
   が、妊娠期に分泌の増える性ホルモンを利用して増えるた
   め妊娠性の歯肉炎を起こします。また、歯周病菌が作り出し
   た毒素が血流にはいり早産や未熟児の原因になることもわ
   かっています。妊娠期の歯ぐきのトラブルは本人はもとより、
   生まれてくる子供にも大きな影響を与えるのです。

 

 



           妊娠期の歯科治療


   今まで述べてきたように妊娠期に歯や歯肉に配慮するのは
   大事ですが、この時期の歯科治療はどうしたらいいのでしょ
   う。妊娠期の歯科治療でもっとも適しているのは安定期の
   5〜7ヶ月とされています。初期にはつわりがひどかったり、
   着床が十分でなく流産を起こしやすいなどの心配があり、長
   時間寝たままの治療が困難になったり、早産の危険がある
   ためです。治療中のX線撮影について心配される方もおられ
   ますが防護エプロンをつけての最小限の撮影ですのでほと
   んど影響はないと思われます。それよりも的確に診断して苦
   痛を取り除く事が大事です。




     
   

 

           

                                      
                    

              次号をお楽しみに。