去年(2016)に楽しかったこと:BEST TEN.

2年前までは入院患者さんもおいていましたので、生活の中で97%が仕事でしたが、その後はやや自由な時間もあります。
 それでも毎日が仕事中心ではありますが、2016年の中で楽しかったことベストテンを、書きとめておきます。人からみたら、きっと笑われるぐらいのものでしょうが。

1. 東京への1泊旅行(11月)

 私、田舎者で東京へはめったに行きませんし、いろんな名所にも行ったことがありません。
 では今回は誰と?はい、男女10人の団体旅行でです。
 浅草寺、スカイツリー、明治座で観劇、ディズニーシーなど。でも一番感動したのは、みんなで食べた昼食(浅草の「海賊」での日本一のフライドチキン!)と、みんなで食べた夕食(銀座一丁目の「がんこ」で)でした。
全然高価でない、しかもとてもうまかったのです。

2.山田太一脚本のテレビドラマ「5年目のひとり」 (11月)

 たしか、以前、山田氏は「もう脚本は書かない」とおっしゃっていたと記憶していますが、また書いてくれました。それも、とてもみずみずしい内容。
 氏はすでに80歳を超えているはずですが-----。
 ある普通の女子中学生と、5年前に家族の全てを亡くした中年男(渡辺謙)との、思いがけない出会いと、つかの間の心の交感、そしてせつない別れ。
 私は3度見て、3度泣きました。

3.中学時代の野球部の仲間たちとの交流(4月、10月)


 10年ぐらい前から、毎年2回集まって昼はゴルフ、夜は飲み会をやっています。8人ぐらいでです。
 3年前から松田忠夫君も東京から参加するようになり、去年からは、彼の実家で、彼自身のよる手の込んだ料理をみんなに御馳走してくれます。そしてうまい酒、なつかしい昔の思い出ばなし。そのあとはカラオケ大会。私は思い切り酒を飲み、思い切り酔います。だって楽しいんだもん。
ずっと続けたいな。
錬ちゃんも生きてれば、もっと楽しかったはずなのになあ。合掌。

4.千葉で女子プロゴルフの観戦。「ニチレイレディス」。(6月)

 いやらしい動機で行ったのではありません。
 女子プロゴルフもやはり、ショーではなく、スポーツなのでした。でも、一緒に行ったS君、M君はイボミやキムハヌルのどこを見ていたのでしょうか。

5.海街ダイアリー(テレビで) (2月?)


 鎌倉と江の島は行ったことがありますが、この映画で見るとますます魅力的。姉妹4人の人間関係や会話もいい。是枝監督のファンです。

6. ビートルズの音楽の再発見(11月、12月)

 私の中学・高校時代が、ビートルズの活躍時代ですが、熱心なファンではありませんでした。有名な歌の2、30曲ぐらいは知っていて、鼻歌でも歌っていましたが、ただそれだけ。「Let it be」は封切で見たが、余り感動せず(そういう映画ですよね)。
 30歳代からは「Abbey Road」だけはよく聴いていました。たぶん80回ぐらいは聴いたと思います。
 今年なぜかビートルズの歌詞をちゃんと知りたくなった。それで、2、3の本と、ビートルズのCDのブラックボックス(全集)を買い、なんとなく時々聞いていました。そのうち日本における決定的な解説書に出会いました。
里中哲彦と遠山修司両氏による、「ビートルズを聴こう 公式録音全213曲完全ガイド」と「ビートルズの真実」の2冊です。私は音楽にもロックにも詳しくないので、彼らの解説がなければ、ビートルズの魅力の半分しかわからなかったかもしれません。
 今までは,名前は知っていても特に親しんではいなかった、「RUBBER SOUL」、そして、「SGT.PEPPER'S LONELY HEART CLUB BAND」。
 音楽の感動は言葉では言えない。
50年遅れて、私は彼らにshoutしたい。
ビートルズよ、ありがとう。ジョン、ポール、ジョージ、リンゴよありがとう。


6.孫と遊んだこと(8月)
 
 年に1回、東京から遊びに来ます。小学3年の男の子と、幼稚園の年中組の女の子。家の中を思い切り駆け回って、大声を上げたり、野球やサッカーのまねごとも楽しかった。
帰るときは、胸がキュンとします。

7.YOUR NAME :君の名は(11月)

ずっと後になってから見ました。初めは、高校生や20代の若者が見る映画と思ってましたので遠慮しました。
65歳の私にとってはストーリーはいまひとつ心ときめきませんが、画面がきれいで感動しました。映画は近年めったに見ませんが(今年は他にシンゴジラだけ)、たまに見るときは、一番前で大の字にふんぞり返って見ます。首は大丈夫です。視界の中に、見たくないものが入らないのがいい。去年は、横にいた若い肥満気味の男が、小さなバケツに満杯に入ったポップコーンを、映画を見ている間、のべつまくなし口に入れているのが気になった。
いやです、あのバケツコーン。

8.大学の同級会(10月 郡山にて)


去年は大阪で、今年は佐藤さんの地元の郡山で盛大に開かれました。37人ぐらいの同級生と、夫人が3,4人。
私は、別稿に書いているように、大学時代の友人は少なくて、今でも変人と思われているのではないか、という不安感をもっているのですが、年をとった同級生たちが、どういう顔、どういう雰囲気なのか見るのが楽しくて参加します。
二次会は十二時ごろまで盛り上がり、最後の閉めのあいさつを、佐藤幹事からのご指名で、不肖私めが音頭をおとりいたしました。
というのも理由があり、翌日は6時半に起床して、ゴルフ場(宇津峰CC)に出発しなければいけなかったからです。同級生数人とご夫人二人とでです。
同級会の感動がなかなか冷めやらず、夜はかなりの不眠だったはずですが楽しくプレイできました。前半52、後半42だったかと覚えています。


9.H君との楽しい会話

近年、H君と年に2回酒を飲みながら歓談しています。
彼も医者ですが、他分野のことのいろんなことに深い知識をもっていて,
私にとって勉強になるのです。特に彼の強い分野は、私の勝手な推測ですが、AI関連、物理学、数学、経済学、日本史、日本文学、中国文化、などと思いますが、スポーツや芸術全般にわたって、いろんなことを知っています。札幌出身で、お父さんは地質学者(体も頭も使う仕事)、お母さんの父は源氏物語の研究家だったらしいので、きっと優れた環境の中で育ったのでしょう。もちろん記憶力や数理系の能力も秀でているので、今の彼があるのだと思います。
いえ、二人で高尚な話ばかりしているわけではありません。人の噂もよくします。これも私にとっては有意義なんですね。

10.ゴルフでのナイスプレー
二つだけ覚えています。
ひとつは5月のたしかノースハンプトンでのショートホール。一打目があと10cmぐらいの所で止まりました。コンペでしたのでホールインワンにならなくてよかった!
二つ目は、6月の南秋田CCで。9番ホールか18番ホールでだったか、パー4の所でした。一打目は220ヤードぐらい先のバンカーに入所。この時点でパーはあきらめました。その先は、すごい下り坂の後、すごい上り坂で、タフなコースなのです。バンカーからはなんとか50Yぐらい先に飛んだ。3打目は左足上がり(上り坂)で、グリーンまで80Yぐらいだったか。こういう傾斜ではしょっちゅう失敗をしています。なかなかまともに当たらない。堅実に前に打とうと考え、9番アイアンで軽めにスイングしました。ちょうどグリーン手前でバウンドし、グリーン上に消えて行きました。歩いていきますと、ボールはピンの1mぐらいの所に止まっていました。どうにかパーをとりました。ここ2,3年は、ドライバーの飛距離が落ち(230Yだったのが210Yぐらいに落ち)、パー4でなかなかパーをとれなくなっていたのです。うれしかった。