本校は,湯沢市山田地区にあり,湯沢駅から県道278号線に沿って約3.2kmのところにある。昭和22年山田村立山田中学校(山田小学校併設)として創立されて以来4月10日で63周年を迎える。
稲作・畑作の農村地帯でありながら兼業農家が大半で,祖父母が留守を守る家庭が多い。近年離婚等による片親・祖父母養育家庭が増えてきている。地域・家庭とのつながりが強く,行事等に地域こぞって参加する。
近年,市のユートピア計画により,山田地区に雄勝中央病院が移転し,イオンスーパーセンターの開店とともに,地域環境や生活様式が大きく変わってきている。
リーマンショックに端を発した経済危機の影響で,近隣の会社・事業所の雇用状況を悪化させており,保護者の収入が減少し,要保護・準要保護生徒が増えてきている。
本校教育に対する関心・期待は保護者・地域の方々とも極めて強く,学校行事に対しても非常に協力的で,PTA事業や教育活動全般をバックアップしてくれている。
昭和44年から本校で行われている元服の儀式である立志式も今年で43回を迎える。立志式は2年生を対象に行うもので、自主・自立の精神を持ち,意欲的に学校生活を送り,地域での役割を果たし,将来を見据え志を立てることをねらいとした行事である。この立志式は,生徒・保護者ばかりでなく,地域からも広く認知されている。そのおかげで,総合的な学習での山田地区コース別学習やキャリア学習(職場体験学習)等では学校の教育活動に協力的で積極的に受け入れてくれる事業所が多い。
生徒一人一人は素直で明るく,快活であるが,集団の中では消極的な面も見られる。小学校入学以来1〜2クラスの持ち上がりのため,気心が知れ,仲がよい反面,友達とのつながりや力関係が固定化しやすく,集団活動の高まりが不足する懸念がある。
ここ数年「学び合い」に視点を置いた研究を行い,授業改善に取り組んできたところ,自分の考えを発表することができるようになってきている。読書好きな生徒が多く,読解力がつきつつあるが,学習意欲をより高めたり,理数教科の苦手克服などが今後の課題である。