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   DANOSAUR (恐竜)



  
なかい やまとくん へ


   2009年5月5日

   なおばあちゃん より

 

ゆうひがおかほいくえん
やまとくん
きょうりゅうが だいすきです。
ちいさなころ えいがでみたときは
すこし こわかったけれど
いまは たくさんのきょうりゅうのなまえを しっています。
ひとつずつあつめた もけいもたくさんあります。
やまとくんは もけいをみていると
ほんもののきょうりゅうに あってみたいなと
いつもおもいます。

あるひやまとくん
おばあちゃんのうちからかえってきて
きょうりゅうのほんを みていました。
そこは はくあきのもりのなかです。
もりのむこうには ひろいそうげんがひろがり
とおくに ハドロサウルスのむれが
ゆっくり あるいていきます。
あおいそらには プテラノドンがとび
アンキロサウルスが シダのはをたべています。
やまとくんは まるでじぶんが
そのもりのなかに いるようなきがして
どきどきしながら そのえをみていました。


すると 「やまとくん」と よぶこえがしました。
びっくりして こえのほうをみると
おたんじょうびのプレゼントの
もけいのプテラノドンが
しょうちゃんをみて ニコニコわらっています。
しょうちゃんは きょうりゅうのことをよくしっているね。
だから ほんとうのぼくたちのなかまを
みてほしいんだ。 まどのそとをみてごらん。」
まどをあけると
もけいだったプテラノドンが
いつのまにか7メートルもある ほんもののつばさを
ひろげています。
「さあ くびのところに つかまって。
きょうりゅうのくにに しょうたいしよう。」

やまとくんをのせた プテラノドンは
かぜにのって そらへのぼっていきます。
やがて ひがしずみ
プテラノドンは いっぱいのほしのなかを
すべっていきます。
しょうちゃんは ここちよいかぜをほおにうけ
いつのまにか ねむってしまいました。
しょうちゃん おきて
ここが はくあきの アメリカだよ。」
しょうちゃんは めをさますと
「1おくねんも ねむってしまったのかな。」
とおもいました。


やまとくんが したをみると
ほんでみたのとおなじような
もりとそうげんが ひろがっています。
やまとくんは うれしくてうれしくて
「あの おおきなイチョウのそばに おりよう!」
といいました。
おりてくるやまとくんたちを
イグアノドンのむれが わになって むかえてくれました。
「ようこそ やまとくん
みんなで きみのくるのをまっていたよ。
これから ぼくたちのなかまにあいにいくよ。
さあ ぼくのせなかにのって。」



イグアノドンは やまとくんをのせて
そうげんを はしりはじめました。
くらく ぶきみなもりや
いわだらけのおかをこえると
おおきな みずうみにでました。
ここは きょうりゅうたちの みずのみばです。
たくさんの きょうりゅうたちが
みずをのんだり シダのはをたべたりしています。
きょうりゅうの こどもたちも
たのしそうに はしりまわっています。
イグアノドンは やまとくん
トリケラトプスのこどものまえで おろしてくれました。

「こんにちは やまとくん。 なにをして あそぼうか。
そうだ ほら あそこに ぼくたちのなかまで
いちばんおおきな ブラキオサウルスのおじさんがいるよ。
あたまに のせてもらおう。」
ブラキオサウルスは ながいくびをおろして
やまとくんを あたまにのせてくれました。
ゆうえんちでのった かんらんしゃよりもたかく
そらまで とどきそうです。
やまとくん。 あのきのてっぺんになっている
あかいきのみを たべてごらん。」
そのきのみは アイスクリームよりも チョコレートよりも
もっとおいしく
たねは あおいほうせきのように かがやいていました。

「こんどは うみにいってみよう。」
イグアノドンは やまとくんを のせて
そうげんのむこうの けむりをふきあげている
やまをこえていきました。
すると そこには
あおいあおいうみが まぶしく ひろがっていました。
「ぼくたちの ふるさとだよ。」 イグアノドンが いいました。
「アンモナイトも カブトムシも
やまとくんたちにんげんも ちきゅうにすんでいる
すべてのせいぶつが このうみで うまれた
おなじそせんから しんかしてきたんだ。」
やまとくんは およぎのとくいな
エラスモサウルスと いっしょに
ガラスのように すきとおった はくあきのうみを
およぎまわりました。
およぎつかれた やまとくん
すなはまで やすんでいると
むこうのくさむらから
かわいいなきごえが きこえてきました。
やまとくんが のぞいてみると
マイアサウラのすが ありました。
まだ かえっていない たまごのあいだで
マイアサウラのあかちゃんが ないているのでした。
「もうすぐ おかあさんが かえってくるから なかないで。」
やまとくんが いったとき
やわらかくて おいしそうなくさを くわえた
おかあさんが かえってきました。
そして ないているあかちゃんを はなで やさしく なでました。
あかちゃんは なきやむと おかあさんが もってきたくさを
おいしそうに たべはじめました。
やがて あかいおおきなひが うみにしずみ
ゆめのようなほしぞらが ひろがりました。
「こんどは あばれんぼうの ティラノサウルスに
あいにいくよ。」
やまとくんは ティラノサウルスに あえるとおもうと
むねが どきどきしました。
せかいで いちばんつよいきょうりゅう・・・。

でも プテラノドンといっしょならだいじょうぶ。
あさひのなかから ティラノサウルスの
きょだいなからだが すがたを あらわしました。
やまとくんは こわくなって きのうえの
プテラノドンを みあげました。
プテラノドンは 「だいじょうぶ。」とうなずいてくれました。
こんなに おおきくても やまとくんとおなじ
まだ こどものティラノサウルス だったのです。
ひが たかくのぼると
きょうりゅうのなかまたちが あつまってきました。
そして ひろいそうげんで うんどうかいが はじまりました。
かけっこで いちばんは すばしこいディノニクス。
つなひきは ちからもちのトリケラトプス。
みんな とてもたのしそうに そうげんを はしりまわりました。
あんまり おもしろくて やまとくんは じかんのたつのを
すっかり わすれてしまいました。
くさのうえに プテラノドンの おおきなかげが うつりました。
やまとくん そろそろ かえらないと。みんなに おわかれをしよう。」
「とても たのしかった。 きっと またくるからね。
こんどは ともだちの
りょうちゃんや けんたくんも つれてくるよ。」
やまとくんをのせた プテラノドンは みんなのうえを なんども なんども せんかいして
さようならを いいました。
やまとくんは プテラノドンのせなかで
いつのまにか ねむってしまいました。

まどからはいる さわやかなかぜで
もけいのプテラノドンが ゆれています。
「なーんだ ゆめを みていたんだ。」
やまとくんは いすから たちあがると
おおきく のびを しました。
すると ポケットのなかで かちりと おとがしました。
「あれ なんだろう?」

やまとくんの てのひらには
プラキオサウルスの あたまにのって たべた
あのくだものの あおいたねが ふたつ
きらきら ひかっていました。

<メッセージ記入ページ>

 やまとくん
 へ


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    なおばあちゃん より

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