アカタテハ Vanessa indica indica
1994.6.11(松倉)
 秋、庭のイチジクの実が熟すとスズメなど小鳥がやってきて実をついばむ。食べかけの実が腐ってくると、キタテハやアカタテハが集まってくる。成虫のままで冬越するキタテハやアカタテハなど栄養を貯えるためだろう。    3月の終わりに暖かさに誘われどこからともなくアカタテハなどがあらわれると、さあ春が来たぞと、胸がわくわくする。               山の道端、草地、耕作地の周辺などいたるところで見られる。飛び方は敏速で、止まっているときも敏感で、少し近づくとパッと飛んでしまい、なかなか人を寄せっけない。いろいろの花を訪れ蜜を吸っているが、クリ・コナラなどの樹液にもよく集まる。
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