ダイミョウセセリ(セセリチョウ科)
Daimio tethys tethys
1999.6.18(粟沢)
ちょっと山に入ると山道や林の周辺でよく見かける。特に渓流沿いの山間部に多い。すばしこく,飛んではすぐに葉の上に止まる。
小さい頃、蝶は翅を閉じて止まり、蛾は翅を開いて止まると教えられた記憶があるが、ダイミョウセセリは翅を広げて止まる。翅を閉じたのを見たことがない。だがダイミョウセセリはれっきとした蝶である。そもそも蝶も蛾も昆虫類の鱗翅目に属していて学問上で区別はない。この蝶が止まっている時に見せる前ばねのあの白い紋所が、戦国時代の大名の姿に似ているのが名前の由来だそうだ。
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