ジャコウアゲハ Atrophaneura alcinous
2001.8.3(川原田)

初めて採集したのは稲庭だ。(H5.6.11)近くを探してもジャコウアゲハの食草のウマノスズクサは、見つけることができなかった。その後稲庭でも、雄勝郡でも捕まえていない。                 雄物川町での生息地を教えてもらった。墓地のまわりや、ほとんど人手の入らない草むらにウマノスズクサが群生し、その付近をジャコウアゲハが飛んでいた。葉の裏に産みつけられた卵を数個採集してきて飼育してみた。赤い卵、気味悪い色と模様をした幼虫、目立った色と変わった形をした蛹、胴体の赤い成虫と他のチョウとは変わっている。              ウマノスズクサは、護岸工事や草刈りによってほとんどなくなってしまう場合がある。そのためウマノスズクサを食草としているジャコウアゲハにとっては、生息地が非常に不安定になる。

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