○ 全ての植物が同じ時期に綿毛を飛ばすわけではない。
タンポポとコウリンタンポポは咲く時期を集中させ、他の花の盛りと少しずらすことで、仲間をたくさん増やす作戦をとっているのではないでしょうか。
○ 長い期間、次から次へと花を咲かせる種類もある。
ハルジオンとブタナは、他の種類に比べて、花をつける期間が長かったです。特にブタナは、人に刈られてもすぐに新しいくきを伸ばして、次から次へと花を咲かせていました。だから、外国から来たのに、日本でもたくさん仲間をふやすことができたのだと思います。
○ 綿毛のはたらきがちがうのではないか。
綿毛は全て、「ふわふわと種を飛ばすためにある」と、考えていましたが、顕微鏡を使って形や付き方、毛の特徴を調べていくと、飛ぶのですが、少し働きが違うものもあるのではないかと思いました。オニノゲシとアレチノギクは、飛ばすよりも動物や人にくっつけて種を運んでいるのではないかと思います。このタイプは、少し離れたところに仲間がいました。この種類だけ、人間が嫌いだからと特別に抜いているとは、考えにくいです。綿毛の長さを長くしたり、毛の数を増やしたりして、くっつきやすくしているのではないでしょうか。
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